ピアニストによって印象が大きく変わる名作遠い昔、ピアノの先生に「君にはシューベルトは違うんだろうな」と言われたことがある。シューベルトのピアノ曲をあまり好まないことを見透かされていたのだ。しかし、これほどの時を経て、シューベルトはクラシッ…
昨今最も注目しているピアノトリオです。久しぶりに執筆?いたします。まずその前に宣伝させてください。9月30日私のバンド「FLAT122」のライブが東京倶楽部・水道橋店にてございます。昼15時からスタートです。共演は梅垣ルナさん率いる「ルナユリカオリ」…
意外に、、なかなか、、! 過去、現在、未来 アーティスト:チック・コリア・ニュー・トリオ ユニバーサル Amazon 最近、チック・コリアなのである。今更感が相当強いけれど、実はピアニストとしてチックコリア をしっかり聴いてこなかったのでは?と思う。 …
いつも傍に置く一枚。 昔、ピアノの先生に「好きなピアニストは誰?」と質問されて「グレングールド」と返すと「うーん、、。」と困ったように笑うのであった。グレングールドってクラシックの世界において、そういう特別な(特異な)場所に置かれるピアニス…
www.youtube.com上記動画は、FLAT122ビデオダウンロード販売のPV「Spiral」抜粋となります。物凄い超速演奏で、これを7月3日のライブで再現するかもしれないのですが、出来るのでしょうか?(と他人のよう)さて、この好評のFLAT122ビデオダウンロード販売は…
ここにバンドの理想があると思う。 長いバンド名なので、タイトルでは略しておりますが、日本語で「ブライアンブレイド+フェローシップ」となります。ブライアンブレイドはジャズ・フュージョン系のドラマーで大変な売れっ子です。先頃お亡くなりになりまし…
たまには、こうした企画も良いものです。タイトルに偏見と入れましたので、相当数の反対意見や異論は想定内です。何だか下手な英語の訳みたいな文になっちゃいました。では、行ってみましょう!! 10位 キャンディーズシュープリームスの日本版を狙ったので…
キム・ゴードンが好き!なんて変わってるかな? ソニックユースを初めて聴いたのは、もう20年以上前です!ユース歴長いです。これまで、このサイトに登場させなかったのが不自然なほど。おそらく僕の周囲は、こういう路線はイメージしていないと思いますが、…
自己評価ってのは案外難しい? 結局1年と少しばかりの時間をかけて完成にたどり着いた珍作ってわけです。扱うCD店での評価も徐々に上がってきております。本作の分かりやすい特長としてはハッキリと歌モノを入れていることでしょうか。ヴォイスとか即興とか…
自分にとっては「Hands of Love」の延長線上にある? これまでの彼女の作品の中では上記小見出「Hands of Love」が突出した存在だった。このAERIALの存在は前々から知っていたけれど、2枚組でしょ。恥ずかしながら、作品数の多い作品はビートルズを例外とし…
なかなか得難い、飄々としたスッキリサウンド このバンドを知ったのはおそらく3年くらい前になると思う。自分の稼働させたいバンドをピアノトリオ一択となった頃になる。今もそうだが、ピアノトリオに関しては純粋な音楽として聴く部分をあるけれど、どこか…
今更登場か?と音楽ファンには言われるであろう、笑 カンタベリー系って何よ?と思ったのは、僕のバンドFLAT1-22が評される時によく出るキーワードだったから。これだけ中半端に聴きかじったバンドも珍しいと思う。しかし、ようやく繰り返し聴けるアルバムが…
忘れていた歌を聴いてみると、、。 スティーナはスウェーデンのシンガーソングライター。最初に聴いたのは、池袋のデザイン会社の片隅でアルバイトにて働いていた時。自由にやって良い会社だったので、ラジカセ(死語か?)を持ち込んで何時もFMを流しておい…
懐かしさだけではない、JLPの隠れた名作。 でもまあ、やはり懐かしいわけだ(笑)。これは音大時代、狭苦しい4畳半で聴いていた憶えがあります。当時はレコードですから、この不気味で判断の難しいジャケがピアノの上に飾られて存在を強めておりました。CDジ…
万人向きではない!という言い方になるのか? こういう類の音楽ばかり聴いていた時期というのがあったように思う。先ほどCDを置く棚をボンヤリと見て、これまで自分が買ったCDで特にキャラの強いものを選んで評を書いてみようと思ったのであります。本作は分…
もう少し聴くってことか?例によって。 同業者?であるピアニストのリーダーアルバムというのは、(ピアニストとしては)随分と聴かない方だった。どちらかというと他楽器の方に興味が行ってしまうタイプは少ないながらも居られる!と確信を持っておりますが…
あちゃー!!これはなんというか、、絶句、、、笑 凄いというのなら、コレほど凄いアルバムもないだろうと思いますね。彼女のリリースしたアルバムは音楽内容からイメージすると意外に多いような気がします。他のアーティストとのコラボなども入れると結構な…
本作は4枚目となる。既に8枚のリリースとは驚きです! 4枚くらいのアルバムリリースと勝手にイメージしておりましたが、本作が4作目であり、このバンドとしては丁度折り返し地点に位置するのか!と少々意外に感じております。最新作を先に聴いて、逆に中間点…
自分としては、相当なお気に入りらしい!! ベン・モンダーはニューヨークのギタリスト。キャッチフレーズは「高速アルペジョ」高速をたまに「光速」と書く人もいるがイメージとしてはこちらも近いかところがある。ベン・モンダーの前はヤコブブロというECM…
宇宙人ピアニスト(褒め言葉)の本領はメシアンで発揮される! 2005年秋。その前年12月の成人病検診で派手に引っかかり、尿管結石の検査と大腸内視鏡検査をほぼ同時に行って一応命が繋がって(大袈裟!)スッキリしたタイミング。そういうことも関係していた…
このアルバムで誰もが演奏力の重要性を再確認させられる? ザッパからマッツ&モルガンと変拍子に狂って、その後飽和してしまった人々。もはや変拍子が4拍子に聴こえてしまい、どうにもつまらない。この変拍子欠乏症はなかなか特効薬がない。しかし、ご安心く…
平沢進に眼を向けるキッカケとなった凄い作品力! 僕の㊙音楽図書館であるM田さんからこれをお借りしたのはもう大分前のことになる。2年前くらいかな。今敏監督作品である「パプリカ」。併行して映画の「東京ゴッドファーザーズ」を借りたので、本作パプリカ…
爆音系?違うでしょう!一線隔てている、、。 先頃、僕のバンドと対バン(共演)したばかりです。久しぶりに聴いた"生・烏頭"ですが1、2年前より格段に音が整理され「研ぎ澄まされた」印象を受けました。本作はライブで演奏された作品と、部分紐づく内容とな…
懐かしいというよりはしっかり現在進行形! アルバムのタイトルは「ウルトラQ総音楽集」作曲:宮内國一郎、ということになります。以前一度このサイトに登場しました会社の同僚モリタさんからまたまたマニアな音楽が届きました。と言ってももう1年近くも放っ…
イメージ表現の手本。聴いて良し、流して良し。 久しぶりの脱線評です。90日も書かなかったので広告が勝手に出てしまう。それはあまり好きな状況ではないな、、と思っていた矢先、調度お気に入りのアルバムが出現しました。さて、、。一柳慧は、若い頃から折…
作曲に対するワクワクとした気持ちを、、、。 教えてくれた大切な存在です。中学生の僕が、どんなに時間をかけてコピーしたことか、、、!!!フランシス・レイ。先日、お亡くなりになりました。勤務先のお昼、お弁当を食べながら何時ものデジタルニュースを…
音使いを聴くと無意識に頷いてしまう。 また「Ben Monderかよ?」と叱られそうである。今年自分の聴いたベストはヤコブ・ブロトリオの一連の作品と決めつけていた。おそらくあの狂ったような猛暑を迎える直前までは。しかし、このアメリカの高速アルベジョを…
踊り抜き、純粋に音楽としてガムランを聴いてみると、、! 8月中旬、家族旅行で訪れたバリ島。25年ぶりのバリ島は空港付近の様変わりから始まって、その変貌ぶりに驚いたのですが、滞在2日のウブドまで行ってみるとバリの良いところが残っているように思いま…
さて、、人の作品をあれこれと評するのも良いけれど自分も音楽家の端くれですから、たまには自作を叩き台にのせてみたいと思います。THE WAVESは、ベースレスギタートリオ「FLAT122」の一作目となります。2005年に仏先行にてリリースされ、その後国内ディス…
スピード感溢れる音。音楽マニア達のイチオシか? 烏頭(うず)はライブに来ていたお客様から教えられたバンドで「聴いてみるもよし!対バンまたよし!」ということでした。それから半年後の夏、四ッ谷のライブハウスでご一緒させていただき音楽を聴くことと…