ピアニスト・タカの脱線CD評

FLAT122キーボードとして活躍・ピアニスト・タカ音楽評

Phew/1st・サウンドの奉仕力が凄い傑作。

これが1stとは!!勉強不足を恥じる宣伝部長。 おーい、ライブが2回あるのだろうが。準備しなさいよ、、と心の声がする。しかし、これを書かねばその先がない感じ。本作、改めて申し上げますとPhew(名義では)1stアルバムとなります。その前にアーント・サ…

上原ひろみ・Alive - ようやく聴いてみる!

このリズムセクションの訴求力。 サイモン・フィリップス、アンソニー・ジャクソンのリズムセクションということで本作を手にした音楽ファンも多いかと思う。僕もその一人かも知れない。「Youtubeで視て(聴いて)アルバムを買っちゃった!」というケースは…

メシアン/世の終わりのための四重奏曲

もはや現代音楽の古典。意外にプログレなところもある? この作品に関しては前々から書かなくては、、と思っておりましたが何やら難しく感じてしまい逡巡しておりました。しかし、気軽なスタンスのこのサイト。本作を囲むマニアな音楽ファンを気にする事なく…

フィリップ・グラス/グラスワークス

先生はミニマルとは呼ばれたくないらしい! フィリップ・グラスはアメリカ合衆国の作曲家です。現代音楽・ミニマルミュージックを代表する作家と言って良いと思います。ご本人はミニマルと呼ばれるのを好まないらしいけれど、仕方がないでしょうね。スティー…

Phew/VIEW・ハイファイなPhew? 

ユーザーコメントを真に受けるかどうか?それが問題だ! さて前回のPhewの新譜評にて「宣伝部長」宣言みたいなことを申し上げたましたので、これは1枚だけのレビューでは物足りないわけであります。それにしても何だろうね、この「ハムレット」みたいな小見…

STEPS/PARADOX「K子は今何処に、、、。」

演奏家に必要となる音楽性とは如何なるものか?教えてくれる!今でもそうですが、僕の「面倒くさがり屋さん」は古来からの歴史がございます。自分のライブくらいならそこそこ真面目にやりますが、人様のライブに行くのが実にかったるい!街の喧噪に揉まれ、…

アンドレマルケスは、ブラジル音楽だけでは括れない!

ブラジル・ジャズシーンの先鋭ピアニストを聴いてみる 本作は、ジャズピアノトリオの編成となります。アンドレマルケスは芸風が多彩で形容に若干困るところがあるのです。ブラジル音楽のイメージで本作を聴くと異質な感じを受けるのは間違いのないところ。僕…

Phew「A New World」/二度美味しいキャラメル

暗い夜道で笑ったら、、そりゃもう、、! 実はこのアルバム、救いを求めて買ったような気もする。酷い鬱な精神状態。音楽を止めてしまいたいという「また始まったか!」という"悪い病気"の再発。良薬は口に苦し、とはよくぞ言ったもの。結果として、自分が望…

加藤登紀子・坂本龍一/愛はすべてを赦す

坂本センスは黒子に徹したところで冴える!これを聴いたのは随分昔になる。LPで聴いたので理想を言えば今、買い直すとしたら迷わずLPとなる。しかしプレーヤーは数回の引越のどこかで処分したのか今はなく、まずは先行投資が必要となり財務省「嫁」を通さな…

MSB・two/これを本当のフュージョンと言う!

佐藤允彦のアルバムと言った方が早いか? 空気を入れ替えるために母が半開きにした窓硝子の間から雲が流れて行くのが見える。身体を壊して布団に横になった僕の目に映るのは嘘くさいほど美しい真っ青な空と、コントラストを描く真っ白な大きな雲の群れ。当時…

音楽に世界が在ると言うこと/            ケイトブッシュ・Hounds Of Love

ケイト・ブッシュでは一番好きなアルバム ケイト・ブッシュは僕にとって女神であることは確かだ。彼女の中では新しい作品と言える「50 Words For Snow」では個人的見解ながら力の衰えを隠せなかったと思う。これを彼女の新しい方向と捉えるなら別かもしれな…

山下洋輔トリオ/キアズマ・聴き手の驚愕が伝わる

聴くのは、その日の体調と相談してから。 何とも酒池肉林というのか、まるでフェリーニのサテリコンのようなコテコテの世界が展開されている。猛然と突き進む密度感が飽和したままの音の壁。ここまで突き抜けているとある意味、変な爽快感すらある。耳を峙て…

ケイト・ブッシュ「ドリーミング」/ その切れ具合

歌とサウンドのバランスにおいて、、。 ケイトブッシュのリリースしたアルバムの中で本作が最も好きか?と言われれば正直2番手くらいかな、、と思います。このアルバムを初めて聴いたのは実は一週間程前となります。ケイトブッシュの熱き音楽ファンには叱ら…

今これを書く理由 / Beatles「Let It Be」

小6、その時の僕の衝撃とは、、? 東日本大震災でやられてしまった郷里・岩手県鵜住居地区。そこが実家の在るところです。鵜住居地区から小さな峠を超えると小さな漁師町に入ります。両石町に入って左側の坂を上がった付根付近。そこが母方の実家が在ったと…

"異端児" テリー・ライリーをご存知?

ミニマルミュージックの第一人者ではあるが、、。 "ではあるが、、。"と書いたのは、テリー・ライリーが他のミニマルミュージック作曲家の中にあって少し離れた所に佇んでいるイメージが(自分だけかも知れませんが)在るからです。活動の幅の広さ、また即興…

PUPA/良薬なのに口に苦くない!

気軽に聴けて飽きの来ない良質J-POP 手垢が思いっきりくっ付いたような、いまひとつな小見出しだが、1Lで形容すればこんなところだろうか。会社の同僚Mさんは、いつも僕にCDを強制的に?貸してくれる音楽ファンだが、彼が貸してくれたCDの中では間違いなく上…

これを個性と言う/ゲルニカ・改造への躍動(拡大版)

戸川純というなら、、僕の場合「玉姫様」よりはこちら? 最近、喉に小骨が刺さったように(この表現をネットで調べようとすると恐い病気の話ばかりとなる、、笑)忘れられたバンドとその展開された世界。それが一体何だったのか?遅い夕食(肉じゃが+ツミレ…

摩天楼サウンド/マイケル・ブレッカー+クラウス・オーガーマン

こう言う音楽って売れないのだろうけれど、、。 悔しいなぁ、と思うのです。結婚前にレコードで聴いているからおそらく28年くらい前に耳にしていると思う。今聴いても、全く古い感じがしない。むしろ新鮮に思うくらいだ。大体、こういったアプローチのアルバ…

吉田美奈子/長く身近にある「声」

ヴォーカルアルバムでは珍しいイメージの押し出し 「ヴォーカリストで誰かイイ人いない?」と聞かれたら迷わず吉田美奈子が反射的に出て来る。音大時代、クラシック音楽をやっていくことに反発していた頃に聴いたのが最初。陽のあたらない四畳半にアップライ…

大貫妙子「ROMANTIQUE」/「雨の夜明け」が、、。

品のある旋律、そして「声」 荒井由美のミスリムが、今もって国産ポップスでは名盤としたい。しかし名盤も数聴いていては悲しいかな飽きてしまう。そんな時、遜色無く、でいながら世界の違うヴォーカルは居ないのだろうか?となるのだけれど、尾崎亜美ですと…

電話の向こう彼女の声は明るかった!/浅川マキ

時が経つほどに存在感を増す希有なシンガー 思い出深い人です。若い頃(20歳を少し超えた頃)の自分は向こう見ずというのか、厚顔無恥の針がメーターを飛び出しており、思い出すと布団に潜ってしまいたくなるようなことばかりして来ました。著名なアーティス…

モーツァルト後期交響曲集/カールベーム+BPO

ベームの演奏が当り前になっていた。 これはモーツァルトに関して、ということです。僕はもしかするとモーツァルトの交響曲に関してはベームで上がり!という気がしないでもない。先ほど久しぶりに聴くと以前聴いた時よりもその安心感というのか、腑に落ちる…

ハービーハンコック/芸風のデカさに頭が下がります。

フュージョンの辿り着いた楽園。 このページの音楽評はハービーハンコック/MR.ハンズとなります。「チックコリア評を2作品取り上げておいて、ハービーハンコックを取り上げないというのは片手落ちじゃないの?」と言われそうです。慌て加減で選びましたアル…

チックコリアのバンド『RTF』/浪漫の騎士

懐かしいだけではない!現在進行形として聴くべき? チックコリアのバンド、あまりにも有名なRTF(リターン・トゥ・フォーエヴァー)の代表作となる。またこのアルバムを最も良い出来と評するファンもまた多い。いつもズレている僕の「現在最も聴いているア…

ジャズの可能性・メセニーGP/OFFRAMP

演奏がイメージと結合している。 このアルバムを聴いたのは、貸レコード屋さんが乱立していた頃で、まだ練馬の江古田に居た時分であるから、随分前のことになる。当時持っていたオンキョーのアンプと中古で見つけて来たマイクロのプレーヤー、そしてこれまた…

チョン・キョンファを聴く今年後半か?

確かにバイオリンと同化しているらしい、、! これ完全に白紙から書き直しです。何回か聴いた今現在の感じ方で文を書いた方が良いでしょう。昔の思い出と混濁して美化するのはCD評としては失格でしょう。ということで、本アルバムを聴いて、まず最も聴ける演…

仮面ライダー555 / 10年以上前、確かに存在した傑作

ライダーの歴史で希にみる傑作555のリプロダクト 節操なしもここまで来ると良い線行っているだろうか?遂に小生のサイトにも仮面ライダー登場です。「トーッッッッ!!!!」僕は年寄りですから何と言ってもあの一時CMでも大活躍していたショッカーの時代、…

フルートに俄然興味が行く / パユのモーツァルト

モーツァルト・フルート作品では頂点かも知れない!! 木管楽器の主役、フルート。4リズムと言われるベース、ドラム、ギター(そして我が鍵盤)は別として、このフルートほどご縁のあった楽器もないです。18歳で上京、一浪して音大を目指すことになった僕は…

串カツではない新世界!/ オケの達人・ドボルザーク

クラシックを聴かないアーティストは底が浅い? あまりにベタシリーズというわけだ。今回はそのベタの中でも特別にベタな新世界を取り上げる。指揮者・オーケストラはクラシックファンであれば、滅茶苦茶に拘るが、僕はとりあえず今回、若干外しつつもある程…

忘れられた邦画のようだ / カルメンマキ&OZ・1st

国産では荒井由美と並んで未だ現在進行形 このアルバムを聴いた回数を数えておけば良かった。というくらいに聴いた作品となります。夕暮れ時、よくウォーキングしておりますが、そのお伴に流しております。本当は夕暮れの景色にはECMのギタートリオが完全に…