オススメ・アルバム

〈 g e n r e 〉

アッコちゃん/Welcome to Jupiter

ついに来たなと!
矢野顕子のCD評でやんす。

 

『Welcome to Jupiter』を会社の知合い営業が持って来てくれました。

彼は、アッコ様のファンクラブ関係で運営に関わっているらしいですが、詳しいことは教えてくれないですね。
ケチ!!(笑)
ただ「変ってるよ〜♪」ってよく言ってます。
まあそりゃ、そうでしょ。あのヴォーカルと音楽で普通の人だったらおかしい。

そんなこんなで、新譜ですねWelcome to Jupiter (初回限定盤)ジャケが若々しくてイイですね。この年格好(大変失礼しました)でこの可愛らしさは奇跡に近いかも知れません。

Amazonコメを見ると、皆、意外に厳しい。
出来るホンモノには厳しい日本人。どうでもイイ下手にはとことん甘い日本人。
男子サッカーにも大甘だわな。
大相撲やプロ野球にも凄く厳しいなぁ。周囲が厳しい視線をおくるジャンルは皆強く、結果を出しますよね。
音楽もそういうところがあるかも知れない。

まさか、AKB48に対して「今度のアルバムはもう少し揺れが欲しいよね、ギターをツィンギターにしてポリリズムにしてさ、それに1曲で良いから変拍子いれるとか、、、、云々」有り得ない!(笑)


僕は、このアルバムは既に愛聴盤ですけどね。もうかなり聴き込んだと言えます。彼女のアルバムでは「愛がなくちゃね」以来でしょうか。

一体、どこが不満なのだろう?
パワー不足とか言っている人がいるし、例のティンパンとやっているライブと比較している方もいる。
僕は、そのティンパンアレーとやっているライブ2枚組も昨年聴いたけれど、途中で飽きて止めてしまいました。
何 だか金太郎飴みたいで、演奏も渋いと言えばそうだが、テンポがどれもミディアムで緩み切った印象でした。サウンドに新しいところもなく、あれでは彼女の ヴォーカルであっても補えないユルユルの演奏だったと思います。批判を承知で言えば、矢野顕子さんは無名であっても突出したセンスを持っている若手とやった 方が良いと思う。

今回のアルバムはプログラミングの音楽ですが、僕はすこぶる楽しめました。
音色に難ありと感じた人もおりますが、その辺は個人の好みではないでしょうか?
むしろこのアルバムを気に入るかどうかは、

一種の「踏絵」みたいなモノかも知れない。

何の踏絵かって?年齢ですよ。そりゃ。これを受け入れられないというのは老けている証拠だと思います。というのは彼女自身が年老いることへの感じ方、限界というものへの考え方があって造られていると思うからです。

やはりバンドの自然な揺れが欲しいよね!そういう人はこのアルバムを拒絶するでしょう。
しかし、彼女のこれまでの45年という長き芸歴から敢えて何かをやる!というのであれば、こういう方向性もありだと僕は思います。僕も演奏活動とは別に、嫁をヴォーカルにして数十年音楽をやって来ました。
なので、このサウンドの在り方は、とても身近に感じる。もちろんレベルは全く違うものですが(笑)
また、そのセンスの深さから、矢野顕子がトライしつつ楽しみたかった部分というのも朧げながら見えて来る。

何度か聴くと気に入る作品が変って行く感じですね。
そして何時か降り出しに戻り、リスタートする。リスタートして聴いて行くとまた印象が変わる。最初モスラが好きだった。でも、今モスラは元気がありません(笑)

その代わり「台風」とアッコ風シャウトとか、「そりゃむりだ」と連呼する辺りがキュートで可愛い。しかも飽きないです。

言い尽くされた表現ながら、噛めば噛むほどの"スルメアルバム"だと思います。

※この記事は「ピアニスト・タカの音楽備忘録」からの修正・加筆によるものです。

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